東京・葛飾、柴又帝釈天は「彫刻の寺」と言われ、境内に数多くの木彫がありますが、中でも帝釈堂内陣の外側にあります10枚の胴羽目彫刻は文化財として価値が高いものです。未来の国宝とも言われるほどです。
これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したもので、大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作した。この羽目板の上方には十二支と天人、下方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表す。
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